快適な室内を作り上げてくれる空調の存在は、店舗や事務所などさまざまな場所で重宝されています。夏の暑い時期や冬の寒い時期など、空調なしでは通常の業務も難しい職場も数多く存在します。業務用エアコンの取付工事が必要になった場合には、該当するフロアへの影響を考えて行うことが大切です。業務用エアコンの取付工事中は空調が使用不可となり、室内の温度を快適に保つことができなくなります。

できるだけ人の少ない時間帯を避けて作業を行ってもらう、休日などに作業を割り当ててもらうなど、希望がある場合には業務用エアコンの取付を担当する工事店としっかり相談することをおすすめします。新規で業務用エアコンの取付を行う際には、搬入スペースの確保と養生、室内機と室外機の運び込み、配管と配線の設置の手順で進んでいきます。さらに化粧パネルとリモコンを設置し、真空引きと気密試験を実施します。試運転で揉んだ無く稼働するようならここで工事自体は終了となり、あとは養生を撤去して清掃を終えたのちにユーザーへと引き渡しがされます。

業務用エアコンの取付でも新規ではなく交換となる場合には、今まで使っていた古い室内機と室外機の回収作業が入ります。使用していた古い機種の回収は新規機種の設置前に行われ、冷媒ガスはフロン回収装置などを使用して回収されます。いずれの場合もスケジュールについては余裕をもって確認し、フロア内にできるだけ影響しないようにすると良いでしょう。